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(屋外温室)ガラスとポリカの違いは?
まこと 【近畿】 2007/09/23(日) 21:27:44
屋外に温室を増設を考えています。
規模としては、敷地に余裕は無いので1坪(最大でも1.5坪)の予定です。
最近はポリカーボネートのタイプもありますが、ガラスよりも優れている点はあるのでしょうか?

ガラスと違って割れて破片が飛び散る心配が無いことくらいは分かるのですが、
@夏場の温度上昇や冬場の保温性に違いなどはあるのでしょうか? 
 ちなみに、設置予定場所は、ほぼ終日、直射日光が当たる場所です。
Aやはり、ガラスの場合と同じく遮光は必要となるのでしょうか?
B紫外線の透過がガラスの場合よりも少なくなるのではないかという気がするのですが、栽培上、不利になったりはしないのでしょうか?

実際にポリカタイプの温室をお使いの方の御感想も含めて、御指導をいただけると非常に助かります。
宜しく御願い致します。 

cactus 2007/09/24(月) 14:05:14
我家にも温室がありますが、ガラス製ではなくポリカ製のの温室です。
設置する場所は十分だったのですが、費用の面で高額な温室は無理なの
で、仕方なくポリカ製にしました。

まず@の質問ですが、どちらも同じと考えて間違いはないと思います。
我家の温室は昭和アルミ温室の、「パステ」と言うポリカ製温室です。
上記にも書きましたが、予算の関係で1坪弱の大きさです。
正面に出入り口があって、左右の下側に互い違いに下窓があります。
左側屋根に開閉窓があり、3段階で開閉の調整が出来ます。
カタログには強風や衝撃に強いと明記されていましたが、やはり台風と
なると心配ですから、台風時にはコンパネで周囲を囲って飛散防止のた
めに行うようにしています。設置して5〜6年になりますが、熱による
曲がりとか光線による日焼けなどはありません。ただ台風で屋根瓦など
が当たった場合には、強いと言われるポリカでも耐えられないですね。
そんな時はコンパネなどで覆って、割れないような工夫は必要になろう
かと思います。

長くなり申し訳ないのですが、風通しの関しては上記に説明した通りで
す。ただ直射日光が当たる場所では熱が逃げ難いので、太陽光線が当た
る方法に遮光幕で日差しを遮ってやる方がいいと思います。
冬場ですが、温室の窓を全部閉め切っても、冷気によって温室内は想像
以上に下がります。我家では総和工業製の電気温風機を使用してます。
これがAに対する回答になります。近畿だと積雪の心配はないと思いま
すが、それでも雪に対する防止策は必要になろうと思います。

Bの紫外線の件ですが、やはりガラス製とは違うと思いますね。
直射日光が当たり難いので、ガラス製よりは少ないように思えます。
植物にも寄りますが、全部が全部不利になるとは考えられません。

購入されて業者に依頼されるはずですが、風通しが良くなるように風向
きを考えたり、周囲の状況を考えないと後で困る事になりますよ。
僕は購入した温室を運搬だけして貰い、設置は全て自分でやりました。
排水設備や電気設備、水道の設置も全て自分で行ないました。
今は少し高さを高くしたいので、基礎から嵩上げをしようと計画してい
ます。

アイスアックス 【関東】 2007/09/24(月) 17:27:00
まことさんこんにちは。

3番目の御質問について、実際の温室使用はしたことがないのですが、一般的なポリカとガラスの違いでよければお伝えできますので、参考にしてください。

物性表です。

http://www.agc.co.jp/polycarbonate/tech1.html
ここの9行め、全光線透過率というところを見ていただくと、ポリカ85%、ガラス90%となっています。
よって、ものすごく違うわけではない…ようです。

ただ注意が必要なのは、このような表に記載されるデータは同じ条件(つまり同じ厚さの試験片)での計測数値です。実際の温室に使用する場合、それぞれ勝手な厚さの材料で作られていると思いますから、この数値をそのままあてはめることはできません。

また上記挙げましたデータは、とある化学メーカーのとある製品のものでしかありません。(プラスチックは、たとえ「ポリカーボネート」と名前がつくものでも、メーカーにより、製品により、細かく異なっています)
あくまでも「参考」として見てください。&自分は材料の専門家とはちょっと違いますので、深く突っ込まないでいただければ幸いです。

もし正確を期すのであれば、温室メーカーに問い合わせされるのがよいと思います。

cat 2007/09/24(月) 18:16:55
紫外線

ポリカは殆ど通さない。
(ポリカ自体を紫外線から守る為に上面に紫外線をカットする加工がしてある。)

植物によっては紫外線がないと生育が阻害されたり、花や実が着色不良になるので注意が必要。

りっこ 【関東】 2007/09/24(月) 22:57:40
ポリカを使用して6帖(3坪)の温室を自作し野菜の栽培や苗の育苗に利用して5年になります。2x4材を枠にして壁(高さ1.8m)、天井(最高高さ2.2mの切り妻タイプ)にポリカの波板です。又、東側とに西側の壁の下部に高さ1.3mx幅90cmのガラスの窓をはめ殺しでつけています。家の4mほど東側にあり午後3時ほどで日陰になりますので西日は当たりません。温度ですがかなり高温になりますよ。夏は40度ほどに上昇します。天井換気扇を25度以上で稼動するようにセットしたり、南と北側の出入り口のドアを開けっ放しにして、さらに西側の窓(高さ50cmx幅2m)を開けっ放しにしても外気温が30度もあるとそうなります。南北方向に3.6mx南と北側が3mほどで一部柿の木が当たるのでカットし3坪ほどになります。メロンやほとんどの野菜はできますがCATさんがおっしゃるように紫外線を通さないので着色ができばえに左右するナスなどは栽培していません。(一度メーカに問い合わせたことがありナスを植えても大丈夫ですよとは言ってましたが濃い色でないと美味しく感じないのであえて植えてません)トマトは問題ありません。葉焼けを起こさないので観葉植物の栽培には最適ですね。又、葉野菜は柔らかいものができ、エグミなども無く美味しいです。温室ですが勿論外から天井に載っても大丈夫ですし、台風で屋根瓦が一度当たりましたが大丈夫でした。冬は外気温とほぼ同じくらい温度は下がります。凍結防止に暖太郎を使用したりしています。栽培するのが何かによりますがガラスのほうが栽培範囲は広いように思います。ポリカに比較して劣化という点でガラスが勝りますが割れる欠点があり外から天井に上がれません。又、ポリカは温室内で醗酵ガスが出ると腐食する可能性があるとも聞いていますので堆肥などを作ることは出来ません。従って春先メロンなどを作るときに周りに藁やヌカなどを利用して堆肥をつくりその醗酵熱を利用するということは出来ません。南と北側の2枚のアルミドアは浴室用のを使用しています。曇りガラス以外の不透明部分はアクリル板に取り替えています。台風も3回ほど経験済みです。5年前の台風はすごかったのですが問題ありませんでした。ただ、南側のドアにいれたアクリル板は風圧で室内側に凸状に曲がっています。真冬でも日が当たると室温は30度近くにはなります。ガラスにしろポリカにしろ温度対策は必要です。出来れば天井に一部開閉できるようにして熱を直接真上から逃がすのが一番です。当方もそのように改良を検討しています。

mutin 【関東】 2007/09/25(火) 00:41:59
植物に対する紫外線の影響について、こんな研究結果があります。
http://www.nies.go.jp/kanko/news/8/8-4/8-4-03.html
ガラスにもいろいろあります。また、紫外線を通す通さないと表現しても一般に紫外線といわれる400nm以下の波長の光を全く通さないということではなく、徐々に透過率が下がっていきます。それでもあえて通る通らないという表現をするならば、窓ガラスで使われているソーダガラスは、UV-BおよびUV-Cを通さず、ポリカーボネートはさらにUV-Aも通さないといえます。

拙宅では、天井はポリカ、周囲はガラスのサンルームに冬場だけ洋蘭を取り込んでいます。加温は、600Wパネルヒーターを使っています。夏は、締め切ると50℃を超えるので、植物は置いておけないです。

ひろし@小南部 2007/09/25(火) 11:40:22
りっこさんがアクリル板が風圧により曲がると言及されていますがアクリル(PMMA)板は風圧より湿度にの差によって反ります。アクリルは吸湿し膨張するので湿度の高い側に出っ張るのです。(実験済み)

ACC 2007/09/25(火) 11:58:15
1.
ポリカーボネート樹脂の可視光(赤外線)透過率はガラスと大差ないですが
熱伝導率がガラスより小さいので断熱・保温性は優れますが、晴天時の温度上昇はガラス以上です。

2.
ガラス温室と同じ使い方になります。

3.
ポリカーボネート樹脂は紫外線を吸収すると黄化してしまうため、
紫外線遮断のコーティングがされているのが普通。
無処理の状態でも紫外線の透過率は高くないですが、
屋外で使用されるものは耐候グレードと言って、
特に強いコーティングが施されています。
さもないと、3年くらいで黄色くなります。
よって紫外線の透過は極僅かです。
また、樹脂なので有機溶剤に強くありません。
乳剤農薬を頻繁に使用していると、だんだんと白い曇りが出てきます。

紫外線が必要な場合はアクリルが適してます。


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