【クリーピングタイムの花がつきません】
ハコス
【関東】
2009/05/12(火) 17:40:09
よろしくお願いいたします。
クリーピングタイムを植えて二年になります。
場所は北側の半日蔭です。
たくさん茂ってとても元気そうですが、
今年も花がつきませんでした。
どうしたら、花を咲かせることができますか？
ばんざいうさぎ
【北海道】
2009/05/12(火) 20:06:17
詳細な環境などのヒントがないために、あくまでも憶測にすぎませんが、日光不足も原因の一つと考えられます。タイムは日当たりを好みますので・・・。そうなるともっと日当たりの良い場所に植え替えるしかないですね
あと、考えられる事では肥料を与えていませんか？特に窒素の多い肥料だと葉ばかり茂り花が咲きません。土質も肥えすぎている心当たりはありませんか？できれば乾燥気味でやせ気味の土の方がよく花が咲くように感じますが・・・
ハコス
2009/05/13(水) 00:05:18
ばんざいうさぎ様
早速のアドバイス、ありがとうございます。
道路に面していますが北側なので、確かに日光は不足していると思います。直接日が当たるということはありません。
また、水はけもあまりよいとは言えません。
肥料は与えていませんが、コメントにあるように
葉ばかり茂るということは、窒素が多い土壌なのかもしれません。
ガーデンニング初心者のため、よくわかりません。
ただ、ほぼ同じ条件の場所にあるお隣のクリーピングタイムは
きれいに咲いています。違いは、隣には西日が当たるくらいです。
できれば、いまある場所に植えておきたいのですが、
何か解決策はありますか？
もしよろしければ、お教えいただけると幸いです。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2009/05/14(木) 14:54:16
お隣は西日の分でぎりぎり開花条件に達しているのでしょうね・・・
今植えているタイムは葉全体が緑色のものですか？もしそうなら、葉緑素が多いだけ日当たりが必要ですから葉に斑の入ったタイムに植えかえるくらいしか方法がないでしょう・・・。ということで、今のタイムをそのまま植えたまま使ってという対処法というのはありませんね・・・
プランターに植えて数日おきに定期的に別のものと入れ替えるという方法もあることにはあるのですが、別の日当たりのよい場所の確保が必要な上、常時屋外に飾っておきたいのなら交換用のものが少なくとも同じ量必要ですので手間暇と費用と、持ち去られる可能性もあり、それらを考えると難しいかと・・・
クリーピング系のものに植えかえるなら「ドーンバレータイム」か「ハイランドレモンクリームタイム」あたりでしょうか。ただ、ハイランドレモンクリームの方は葉が細かすぎ地面に張り付いてる苔みたいな見かけなのですが・・・
これらに植えかえれば、必ずとは言えませんが花が咲く可能性があるかもしれませんし、花が咲かなくても葉の模様が華やかで常時綺麗ですし「ドーンバレー」は寒くなると紅葉します
問題点としては、普通の花屋の店舗では入手しづらいのでネットショップなどの通販で購入になるだろう事と、斑入りは成長が遅くすぐ見栄えを良くしたい場合には向かないこと（たくさん植えればすぐ見栄えが良くなりますが、その分早く確実に蒸れて枯れやすくなる）、思ったよりも日差しが足りないと斑が減って緑になる可能性があること、お隣のタイムと交雑してしまい斑入りではない株や全く見かけの違う交雑種が間に生えてくる可能性があること（うちにはドーンバレーとハイランドレモンクリームの交雑種の株があります・・・）、植物全般に言えることですが、前に生えていた植物を取り除いた後に同じ科のものを植えると嫌地現象で連作障害が起こり新しく植えたものの生育がめざましく悪くなる可能性があるということ・・・
それらを考えれば本当はタイムではなく、日陰を好み這う性質がある違う科の植物を植えるのがよいのですが、どうしてもタイムがよいのですよね・・・。お隣さんと同じ種類のタイムを植えているうちなら問題はないのですが、這い性のものの斑入りなど違う種類を植えると交雑して見かけの違うのが親が這っている隙間に混ざって生えてきて、それらを完全に取り除かなければ大抵親よりも性質が強いものができるのでいずれ斑入りの親は駆逐されて枯れてしまう恐れがあるのですが・・・
どうしてもクリーピングのものでなくてはなりませんか？立ち性の斑入り品種を選んで植えるとちょっとは条件が良くなるのですが・・・
レモンタイムの斑入り品種やシルバータイムなら、苗のうちから枝の剪定を繰り返しミニチュアのトピアリー仕立て（○とかの単純な形）にすれば、毎年花後に形を刈り込んで整えてあげる程度ですごく背が低くて並べて植えるか他の高さの出ない這い性の植物のバックに使うと目立ってとても素敵なんですが・・・。特にレモンタイムの斑入り品種は緑と黄色の模様が華やかで刈り込んだあとの小枝は料理にも使えますよ。コモンタイムの様な薬臭さがなくレモンの匂いなので私はシチューやカレーの肉のにおい消しのブーケガルニに必ず入れています。高さとしては仕立てると大きくても２０センチくらいで、横から出てくる枝を倒して石など載せて土をかぶせておけば根が出て簡単に新しい苗が作れます。レモンタイムは強健なので比較的生育も早いです。もし交雑してしまって生えてきても中にもぐりこまないので取り除くのが簡単ですから親株にも影響が出ませんし
他のタイムに植え変える場合は、念のために土を全部入れ替えるのが良いのですが（できるだけ同じ土質）堆肥など有機物は入れず水はけのよい乾きやすい土が向いています。肥料分は植物自体をひ弱にし香りが弱るので土には入れずに液肥でたまに与える程度でよいでしょう
諸事情であまり手間暇やお金をかけたくないのであれば日陰を好むよく広がって這う性質の植物にするのがよいでしょうね・・・
春にだけでも日当たりが少しは良いのなら一重咲きのニオイスミレが向いています。紫やピンクなど香りのあるものがお勧め。白は香りが弱く、クリーム色からアンズ色に変化する黄色系は香りがなく、八重咲きのは本当は別種で耐寒性が弱く地面植えは不向きです。また、たまにビオラ・ソロリアという別種か、それとの異種交配種と混同されて売られていますので通販で紫色の花のを買うなら、必ず販売者にランナーが出るかを問い合わせて確認しておくことです。ランナーでとにかくよく増え日陰のほうが花の色も濃く美しいですよ。
通年同じ日当たりならグレコマの斑入り品種（とても強健で広がるのも早く花も咲く）、矮性のペニーロイヤルミントやコルシカミント（這う性質で花も咲く）などが使いやすいでしょう。葉が美しいものなら花がなくてもよいですし、調べれば日陰を好む這う性質のものは多いですよ
私個人としては生育が遅いのと交雑の問題がありますので（種がつかないように花後に手作業で刈るのは大変です）這い性の斑入りタイムを植えるのよりも、立ち性の斑入りタイムをポイントにして他の植物を這い広がせるのがお勧めですが、これも這わせる植物によっては合わないものもありますので、場合によってはタイム抜きで他の植物を植えたほうがよいかもしれませんね
ハコス
2009/05/15(金) 01:47:16
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ばんざいうさぎ様
何度もご丁寧なご返答をいただき、本当にありがとうございます。
クリーピングタイムは、別の日当たりのいい場所に植えかえてみます。
間に合って花が見られると嬉しいのですが。
そして、ニオイスミレを探してタイムの後に植えてみようと思います。しかし、お庭づくりは、大きくなったときのイメージをつかむのが難しいですね。もっと勉強したいと思います。
本当に、いろいろとお教えいただきまして、ありがとうございました。
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