【花後に種がつかなかつたのは】
シンシン
【東海】
2009/11/01(日) 18:04:58
毎年チョウジ草に種が付きますが、今年は一つもつきませんでした。
何か株に異変でも起きたのでしょうか?
来年芽が出てくるのかと心配です。
ご指導よろしくお願いします。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2009/11/02(月) 12:05:59
チョウジソウに限った事ではないのですが今年は天候が不順でいつもなら順調に育つ植物が育たないということが目だった様な気がします。温暖化の為か、今までは北海道では栽培が難しいとされていたサツマイモが収穫可能になったり、サクランボが今までの主産地では暖かくなり過ぎて収穫に影響が出てきはじめたり、北方系の植物は元々自生していた所で徐々に消滅しています(我が家の大株のクロユリも全滅しました)
こういう現象で一番に影響が出るのが昆虫類です。食草や好む蜜がある花が少なくなり個体数が減ったりと言う事がありま
また、飼われているミツバチの場合は、人間に無理な受粉スケジュールを組まれてハウス野菜やイチゴの受粉に使われ疲弊し、徐々に農薬が体に蓄積したりで健康が悪化してダニや病気が付いたりストレスにかなり弱くなったのと、日本で生まれる女王蜂だけでは効率よく群れが殖えないので外国から女王蜂を輸入していたのが外国のミツバチの大量死の影響で輸入できなくなった為に、減ってきてしまっているとか・・・
前に私の住んでいた所では大きな川を挟んだ向こう側にミツバチの巣(野生化した蜂は冬は寒過ぎて生き残れないので養鉢家の巣箱が置いてあったと思われます)があり、川を渡ってたくさんのミツバチが我が家の庭の花を訪れ、あまりの多さに外が静かだとベランダに立てば沢山の蜂の羽音が低くブーンと聞こえてきたほどでした
お住まいの地域で近くにミツバチの巣箱が置かれているかまでは解りませんが、ミツバチ以外にも沢山花の蜜を吸いに来る昆虫は居ます。他の蜂類の他に蛾も蜜を吸いに来て、特に花弁から花の付け根までが長い構造の花は蜜が奥にあるので蜂では蜜までたどり着けないことも多くて、そういう花では、口が長く伸びる蝶や蛾に受粉を頼っているものも少なくありません
それが温暖化や何かの原因でそれらの虫が減ってしまうと花の受粉率も低くなり種子ができづらくなります
あと、問題になっているものはセイヨウマルハナバチです。これは昔農家が授粉用にと導入したものですが、外国産の蜂なのに受粉シーズンが終わると処分を怠り野に逃がしたり、ハウスから逃げ出したものが全国的に殖えてしまい現在は大問題になっています。この種は日本のマルハナバチと違い「盗蜜」という行動をします。普通の蜂は花の中に潜り込んで蜜を吸うのでその時に体に花粉を付け、それが雌蕊に触れたり他の花に飛んで行ってそこで雌蕊に花粉を付けると言う、花との共生関係が成り立っているのに、セイヨウマルハナバチは自分が潜れない構造の花の場合蜜のある場所の花弁を口で食い破り、受粉行動せずに蜜だけうまくせしめてしまいます。こうなると花の構造は関係なく蜜を盗られ、花は受粉の機会がないまま枯れるものも出てきます
セイヨウマルハナバチやこれとマルハナバチと交配してしまった雑種のが今どこにでも見られて問題になっています。この蜂が増えると日本では特にマルハナバチに受粉を手伝ってもらっていた植物が種で増える事が難しくなります
もしかするとお住まいの地域で、今までチョウジソウの受粉に役立っていた虫が何らかの原因で減少したためなのかもしれません。これはあくまでも推測なので確実な原因とは言えませんが、今年の気候や近くの虫の繁殖地が無くなった(近くの林が住宅地になったなど)とか何か変化があり受粉に来る虫が激減した可能性はあるかもしれません
また、昆虫は気温が低いと活動が鈍るので開花時期に天気の悪い日が続くと受粉率が極端に低いと言う事もあり得ます
種子から殖やしている様ですが、種子がつかなくなったのは複数株ですか?
もし一株だけだったとしたら種子で殖やすうちに不稔の株が生まれた可能性もありますが、もし複数の株ならそういう原因ではなさそうですね・・・
とりあえずは、チョウジソウは多年草で株分けでも殖やせるはずですから種子を蒔かなくても殖やせるはずですが、お持ちのものは冬にみんな枯れてしまうのでしょうか?多年草は地上部はすっかり枯れても春にまた芽が出てくるはずですが・・・
今まで種子を付けていて採らずにこぼれたものがあれば来春に発芽してくるかもしれません。毎年種子で蒔いていたのなら去年採った種が余っていませんか?もしあればそれを蒔いても芽が出ると思います。発芽率が低くなっている様なら休眠種子の可能性もあり、蒔いてすぐ出て来なくても数年かけて突然芽が出るものもあります。そこまで待てないのならジベレリン(ジベラという名前で小分けされたのが売っています)で種子の休眠打破をするという方法があります(箱の中の説明書に行い方が載っています)
今回の様に何らかの理由でほとんど種が採れなかったということは今後もありうる事ですので、絶やしたくないものは採取した種子の半分を残しておき万が一の時の保険として取っておくのが良いですよ。乾燥させると休眠種子になりやすく取り蒔きが基本のものでない限りは、大体植物は2〜3年くらいは発芽能力がありますから乾燥させ紙の小袋などに入れてから(密閉は酸素が全くなくなるのでビニール小袋の場合は空気を入れておくこと)冷蔵庫の野菜室など冷暗所に保管しておけば大丈夫です
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